横浜市の子育て支援制度をわかりやすく紹介!

横浜市の暮らしやすさを語るとき、よく挙げられるのが「子育てしやすい街」という声。では、実際にはどんな制度が整っているのでしょうか?この記事では横浜市が行っている、多岐にわたる最新の支援や取り組みをまとめてみました。(※本記事の内容は令和8年2月現在の情報です)

横浜市の子育て支援・相談

この章では妊娠期から子育て期まで、横浜で子育てする世帯を継続して支える様々な取り組みや制度を、分野別に紹介します。

補助金・助成金

妊娠・出産や子育てには何かとお金がかかるもの。横浜市では、そんな負担を少しでも減らせるよう、様々な支援制度を用意しています。
手続きはオンラインサービス「パマトコ」から簡単にできるので、忙しいパパ・ママにも安心です。

・妊婦のための支援給付事業
妊娠・出産期の経済的負担を減らし、安心して子育てを始められるように支援する制度です。給付は2回に分かれており、妊娠が確定したときと出産後に、それぞれ5万円が支給されます。

・出産費用助成金
出産にかかる費用(分娩費)の自己負担を軽くするための助成制度です。出産育児一時金50万円に加えて横浜市独自に最大9万円を助成します。加入している健康保険組合に付加給付がある場合は、その分を差し引いた額が支給されます。申請は出産後に行います。

出産費用助成金のイメージ写真

・児童手当
国の制度に基づき、横浜市では0歳から高校生年代までの児童を養育している家庭に児童手当を支給しています。月額は以下の通りです。
・3歳未満:15,000円
・3歳以上高校生年代までの第1子・第2子:10,000円
・0歳から高校生年代までの第3子以降:30,000円

医療費の助成・援助

家計にとって大きな負担になりがちな、子どもの健康や妊娠中の体調管理にかかる費用。横浜市では、安心して医療機関を利用できるよう、医療費の助成制度が充実しています。

・小児医療費助成制度
0歳から中学3年生までの子どもを対象に、医療費(保険診療の自己負担分)を無料にする制度です。入院・外来のどちらも対象です。所得制限がなく、すべての子どもが対象となります。
※令和8年6月から対象年齢を18歳年度末まで拡大します。

・妊婦健康診査費用助成
横浜市では、基本的な妊婦健診と健診にともなう自費の検査費用を最大14回分、公費で助成しています。さらに、令和6年4月以降に妊婦健診を1回以上受けた方には、従来の補助券に加えて5万円の追加助成が支給されます。

安心を上乗せしますと書かれた 妊婦健康診査費用助成のイメージ写真

子育ての相談窓口・情報

出産や育児には、経済的な負担だけでなく、心の不安や悩みもつきものです。横浜市では、そんな子育て中の困りごとを気軽に相談できる窓口や、親子が安心して過ごせる場所を用意しています。

・こども家庭相談
地域で身近に相談できる場所です。各区役所の「こども家庭支援課」に設置されており、妊娠期から思春期までの子育てに関する悩みを幅広く相談できます。保健師・助産師・社会福祉職などのスタッフが丁寧に対応し、必要に応じて専門機関の紹介も行います。お住まいの区の「こども家庭支援課」に直接ご相談ください。相談は無料です。

・親子の居場所
保護者と子どもが気軽に集い、遊んだりおしゃべりしたりしながら過ごせるスペースです。育児の悩みを共有したり、地域の子育て仲間とつながったり、地域情報の交換の場としても活用されています。プレパパ・プレママも利用OK、利用は無料(登録制)です。

1. 地域子育て支援拠点
全18区に設置された、地域の子育てコミュニティの中心的な施設。親子の交流イベントや講座のほか、専門スタッフ「横浜子育てパートナー」による相談も受けられます。
横浜市地域子育て支援拠点サイトURL:https://kosodatekyoten.city.yokohama.lg.jp

2. 親と子のつどいの広場
マンションの一室や商店街の一角などで開かれる、小規模で家庭的な広場。NPO法人などが運営し、あたたかい雰囲気が魅力です。

3. 子育てひろば・はまっ子広場
保育所・認定こども園・幼稚園で園庭や園舎の開放、子育て相談、育児講座、園児との交流保育などを行っています。

親子の居場所の一覧は横浜市HPから、「でかけてみよう!親子の居場所!」がダウンロードできます。
または、お住まいの区の「こども家庭支援課」にお問い合わせください。

・かながわ子育てパーソナルサポート
神奈川県では、LINEを使って子育て家庭に役立つ情報を届ける「かながわ子育てパーソナルサポート」を運用しています。お住まいの地域やお子さんの年齢に合わせて、行政支援・イベント・保育園や幼稚園情報・子ども食堂などの情報が自動で届きます。

また、「子ども・家庭110番」などのLINE相談窓口とつながっており、気軽に悩みを相談することもできます。さらに、「かながわ子育て応援パスポート」を取得すれば、協力店舗での割引や特典も。スマホひとつで、地域の支援とつながれる心強いサービスです。

保育施設・サービスの充実度

横浜市では、子育て世帯の負担を減らし、安心して子育てできる環境作りを目指しています。育児仲間が交流できる親子の居場所づくり、さらには子育てと仕事を安心して両立できるよう、保育環境の整備も継続して進めています。

また、小学生が放課後を安全に過ごすことができる「放課後キッズクラブ」は、市内すべての小学校に設置。放課後児童クラブも、地域の民間施設で遊びと生活の場を提供しており、いずれも多くの家庭が利用しています。

横浜市の特徴的な子育て支援・取り組み

横浜市では、親が孤立せず、地域と行政が協力しながら子育てを支えられるよう、独自の取り組みを行っています。

お得な割引や優待を受けられる「ハマハグ」

「ハマハグ」は、横浜市が発行する子育て支援パスポート。小学生以下の子どものいる家庭の方や妊娠中の方が市内の協力店舗や施設で提示すると、ちょっとした心配りから、便利な設備や備品の提供、お得な割引や優待まで、子育てを応援する様々なサービスを受けられるしくみです。協賛店はアンパンマンのステッカーが目印、電子申請もしくは郵送でも登録できます。
子育て相談や、協賛店舗で使える「かながわ子育て応援パスポート」もLINE上で取得できます。

この「かながわ子育て応援パスポート」は、横浜市の「ハマハグ登録証」と連携しており、どちらを提示しても共通マークのある店舗で割引や特典が受けられます。横浜市だけでなく、県全体で様々な子育てサポートが受けられます。
詳細はパマトコURLまで: https://pamatoco.city.yokohama.lg.jp/ctz/

ハマハグステッカーのイメージ写真

忙しいママ・パパにもおすすめ「横浜子育てサポートシステム」

子どもを預かってほしい人と、子どもを預かる人に会員登録していただき、必要な時に支援者が自宅や送迎でお子さんを預かる取り組みです。人と人とをつなげ、地域ぐるみで子育てをサポートします。登録時には入会説明会への参加が必要です。詳しくは「横浜子育てサポートシステム」公式サイトで確認できます。
横浜市地域子育て支援拠点サイトURL:https://kosodatekyoten.city.yokohama.lg.jp

エプロンを着た大人二人と赤ちゃん。横浜子育てサポートシステムのイメージ写真

子育て応援アプリ「パマトコ」

「パマトコ」は、横浜市が提供する公式の子育て応援アプリ。「手続きのために区役所へ行くのが大変」「近くのイベント情報をまとめて知りたい」といった声に応える形で生まれました。

オンライン申請、イベント情報、施設検索、電子母子手帳など、子育てに必要な手続きや情報をスマホ一つに集約し、家庭にいながら様々な手続きが行えます。令和7年1月からは新たに、医師や助産師に24時間以内で相談できる「妊産婦・こどもの健康相談」と、横浜の子育ての魅力を伝える「横浜子育て応援マガジン」が追加されました。

また、令和8年2月には学齢期向けの機能として「家庭と学校の連絡システム すぐーる」「放課後e-場所システム」との連携を開始し、学校やキッズクラブ等からのお知らせがパマトコで確認できるようになり、「横浜市立図書館蔵書検索ページ」との連携では、パマトコに登録されたお子さまの年齢に応じたおすすめの本・絵本が表示される機能も追加されました。

今後も、新たなオンライン手続きの追加など機能を拡充し、より便利に進化していきます。

スマートフォンで見たパマトコアプリのイメージ写真

横浜市の保育・幼児教育支援

子育てと仕事を両立したい、そんな家庭にとって、保育や幼児教育の支援の充実は大きな関心ごと。横浜市では、待機児童ゼロの実現をはじめ、様々なライフスタイルに合わせた保育支援制度を整備。その主な取り組みをご紹介します。

横浜市は待機児童対策に積極的

横浜市では、待機児童及び保留児童対策を進めてきました。令和7年4月には、平成25年以来、12年ぶりの待機児童ゼロを達成しています。
主な取り組みとして、既存施設の活用や保育所等の整備により、特にニーズの高い1〜2歳児の受入枠を確保しています。また、常時医療的ケア児の受入れが可能な「医療的ケア児サポート保育園」の認定や園選びをサポートするための横浜市公式サイト「えんさがしサポート★よこはま保育」の整備、保育・教育コンシェルジュの配置など、家庭の状況に合わせたきめ細かなサポートを続けています。

横浜市の保育支援制度

保育所だけでなく、家庭の状況に合わせて子どもを預けられる場所があるのも横浜市の魅力。いざという時にも頼れる、多角的な保育サポートをまとめてご紹介します。

・一時保育
保護者の急な用事や通院、リフレッシュなどの際に、短時間から利用できる制度。令和6年度からは対象施設を拡大し、より身近に預けられるようになりました。認可保育所などに在籍していない未就学児童が対象です。

一時保育のイメージ写真

・24時間いつでも預かり保育
緊急時にお子さんを預けなければならない時、市内2か所の保育所で一時的に預けることができます。24時間365日対応しています。

預かり保育のイメージ写真

・こども誰でも通園制度
ふだん、幼稚園・保育所などに通っていないお子さんを対象に、月10時間まで幼稚園・保育所を利用できる新しいしくみ。保育体験を通じて子どもの社会性を育み、保護者の孤立を防ぎます。

こども誰でも通園制度のイメージ写真

・保育・教育コンシェルジュ
就学前のお子さんの預け先に関する保護者の相談に応じるため、各区のこども家庭支援課に専門職員を配置しています。保育所の選び方や申請手続きのほか、一時預かり事業や幼稚園預かり保育など、保育サービス全般について丁寧にサポートし、保護者のニーズに合った保育サービスへ適切につなげています。

保育・教育コンシェルジュのイメージ写真

・えんさがしサポート★よこはま保育
園選びをサポートするための横浜市公式サイト。各園の募集人数や園の様子がわかる写真、駐車場の有無などの情報を掲載し、スマートフォンでのシンプルな操作で、いつでもどこでも検索しやすいサイトになっています。
URL: https://enmikke.jp/parental/ensagashisupport/yokohama/

母親が子供を抱っこしている 笑顔の親子のイメージ写真

まとめ

ここまで、横浜市が取り組む最新の子育て支援制度を紹介してきました。出産や子育ての経済的支援をはじめ、保育・教育・相談体制、ひとり親家庭へのサポートまで、幅広い支援で子育て世帯の暮らしを支えています。横浜が「子育てしやすい街」として選ばれる理由が、少し見えてきたのではないでしょうか。

また、オンラインでの手続きや情報検索ができる「パマトコ」など、デジタルを活用したサービスも拡充中。多様化するライフスタイルに合わせながら、子育て世代がより便利で安心して暮らせる環境づくりが進められています。

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