荻野アンナが歩く!横浜エリア探訪⑭~相鉄本線沿線エリア 世界を巡る動物園から、駅近の直売所、そして“ハマのアメ横”へ

世界を巡る動物園から、駅近の直売所、そして“ハマのアメ横”へ。

「よこはま動物園ズーラシア」で、私の持っていた動物園の概念が一瞬にして崩れた。動物と人の間に檻がない。胸ぐらいまでの高さの透明パネルの先は草原で、遠くに個体が散在する。

全体は8つのゾーンに分かれている。ズーラシアの最大の特徴は、生息環境展示。ゾーンは気候帯・地域によって分かれており、各地の生態系を再現している。その動物の住んでいる地域にあるものを園内に置くという工夫もあり、「アジアの熱帯林」ゾーンにはインドのガネーシャの像がある。来場者はこうして動物の生息地の環境にも触れながら、世界一周の動物旅行が楽しめるというわけだ。

まず向かったのは「アフリカの熱帯雨林」ゾーン。こちらで会いたかったのはオカピだ。「国内でオカピが見られるのは、当園と横浜市立金沢動物園だけなんですよ」

白とセピア色の繊細な縞模様のオカピ
国内では「よこはま動物園ズーラシア」と「金沢動物園」だけで見られるオカピ

事業推進係の中村奈央さんは目を細めた。実物のオカピを前に、私の目も細くなった。オスのバカーリは屋内で、ガラスの向こうにいる。

屋内にいるオスのオカピ、バカーリ
屋内にいるのはオスのオカピ、バカーリ

胴体はセピア、脚は白とセピアの繊細な縞模様。自然は最高の芸術家、と思わせてくれる造化の妙だ。つぶらな瞳に見つめられると、私の奥に眠っていた母性愛が目覚めそうになった。

メスのララと子どものフラハは屋外展示場にいた。アフリカの動物なので、寒い季節には原則室内だが、気温などにより短時間でも可能な時は外に出す。

フラハは2024年の7月30日生まれ。10年ぶりの期待の赤ちゃんだ。敷地内には横浜市繁殖センターがある。たとえば糞からホルモンを検査して、妊娠可能かどうか調べる。センターの技術力に加え、日々の飼育員の観察があって、この時期ならオスとメスを一緒にしてもいいと判断を下す。その成果がフラハちゃんなのである。

オカピに想いを残しつつ、ゾーンを移動して「アフリカのサバンナ」に来た。こちらの特徴は、4種類の動物の「混合展示」だ。具体的にはエランド、グラントシマウマ、キリン、そしてチーター。
「チーターと草食動物を一緒にしても大丈夫なんですか」
「チーターは自分の体より大きな動物は基本的に襲わないんです」
この日はチーターはお休みだった。エランドは大きめのヤギというか小さめの牛というか、立派な角が生えている。シマウマの縞は思ったより派手で、目立ちすぎるのではないかと心配になるが、縞柄が群れているとむしろ敵の目を欺くという説もあるそうだ。

混合展示が特徴の「アフリカのサバンナ」ゾーンの写真
混合展示が特徴の「アフリカのサバンナ」ゾーン 提供:よこはま動物園ズーラシア

中村さんは透明パネルの向こうに堀が掘ってあるのを指してみせた。見えない檻の役目を果たすが、客はそこまで気が付かず、動物を直で見ている気分になる。

そこでわずかに移動した。今度はヒガシクロサイが、巨体を揺すりながらうろうろしている。羊皮紙にカビが生えたような肌をたぷたぷさせているのは圧巻だ。その向こうにエランドとシマウマ。さっきまで不在だったキリンも出てきた。位置と時間帯を変えると、別の景色が見えてくる。

巨体を揺すりながら歩くヒガシクロサイ
巨体を揺すりながら歩くヒガシクロサイ

「いろんな角度から動物たちを探して、楽しんでいただきたいんです」
見える風景はワイルドだが、歩く道は平らでバリアフリーになっている。来園者は年間100万人。「飼育員のとっておきタイム」に遭遇すれば、動物を見ながらその話を聞くことができる。企画展の開催もある。

「教育普及にも力を入れています」
見えてきた「サバンナテラス」はレストランで、アフリカ料理が食べられる。今度来たら「ムアンバライス」を頼んでみる。今日は会えなかったチーターにも挨拶をするつもりになって、園を後にした。

提供:よこはま動物園ズーラシア
アフリカ料理が食べられるレストラン「サバンナテラス」 提供:よこはま動物園ズーラシア
サバンナテラスのメニュー
美味しそうな料理が盛りだくさんの「サバンナテラス」のメニュー

動物園と自然つながりで、次は野菜の直売所へ向かう。「FRESCO(フレスコ)」は相鉄線西谷駅から徒歩2分。苅部(かるべ)博之さんから頂いた名刺には、ひと言「農業」とある。

野菜の直売所フレスコ入口
西谷駅から徒歩2分の野菜の直売所「FRESCO(フレスコ)

「13代続く農家だそうですね」
たどれるだけでも13代、本当は18代ぐらいだそうだ。苅部さんの自慢は、第52回日本農業賞を獲ったこと。農家の甲子園とも例えられ、技術だけではなく、総合的な力が判断される。全国100万軒以上から4軒に絞られるという激戦で、神奈川県初の受賞となった。
「都市農業の独自性で評価されました」

壁に飾られている第52回日本農業賞の賞状
農家の甲子園とも例えられる「第52回日本農業賞」を受賞

北海道なら150ヘクタールの農園も珍しくないが、苅部農園は3ヘクタール。それが15か所に分散されている。臭い、農薬、砂埃など、近隣の住民に配慮しながらの作業となる。住民と生産者の共存を目指し、低農薬など工夫を凝らしている。

地域の小学校との連携も行なっている。小学生を指導しながら栽培するが、収穫が終点ではない。採れた野菜を学校給食に入れたり、販売もする。小学生がビラを作り、近隣の人に配って、販売会に来てもらう。売る楽しみまで含めての、総合的な農業を体験してもらう。

大人を相手には「百姓塾」と「農業塾」を開いている。百姓塾はプロとして農業をやりたい人向け。農業塾は都市部にいながら農作物や畑に携わることができる。これまでに、既に5人が就農したという。首都圏の農業生産者は減少傾向にあり、元々農家でない人が増えていくのも良いことだと考えている。「農家になるには資格がいるんですか」
資格はないが、信頼の基準となるものはある。農業委員会から畑を借りる時、「神奈川県立かながわ農業アカデミー」なり苅部農園なりで1年間研修を受けたことはプラスの要因になる。

そこで若い人がキャベツを運んできた。高橋さんといって、プロを目指している。高校を卒業してから丸3年、こちらで学んでいる。

フレスコで農業を学んでいる高橋さん
FRESCO(フレスコ)」で農業を学んでいる高橋さん
収穫された新鮮なキャベツとブロッコリー
収穫された新鮮なキャベツとブロッコリー

「3年もやったら、もう十分プロですね」
「いえいえ、機械や農薬の使い方とか、もっと勉強しないと」
農業は奥が深い、と苅部さん。百姓は百の姓と書く。姓は職業に由来する。苅部さんは草を刈るから苅部さんだ。100種類、すなわち多くの姓があり、それに対応する仕事がある。例えば薬の勉強をする点では医者も同然。大工仕事もある。あらゆる職業に通じてこその百姓なのだ。

苅部さんは現在の立地にも思い入れがある。苅部農園は西谷駅まで歩いて2分。電車で7、8分で横浜駅だ。横浜駅から10分圏内に農家がある、というのは他の都市ではなかなか考えられない。
「神奈川県の中で一番農地が広いのは横浜なんですよ」
商業や観光で知られる横浜だが、肝心の農業があまり知られていない。
「農業の良さを、一番横浜駅が近い地域から発信していきたいんです」

「発信」してくれるのは「苅部」を冠した野菜たちだ。苅部人参は通常の2倍近くの甘味がある。蒸してみると、甘味はさらに際立った。塩のほんのひと振り以外、何もいらないほど味が豊かだった。苅部大根は、葉に近い部分がほんのり紫色をしている。この部分をすりおろしてレモンをかけると、全体が鮮やかな桜色になる。色に負けない味わいで、大根おろしが立派な一品になった。

店頭に並ぶ苅部にんじんと苅部大根
味わい豊かな「苅部」を冠した野菜たち

苅部ねぎを使った旨辛醬「苅部葱じゃん」は2023年の調味料選手権の辛味部門で最優秀賞を獲得した。華やかな辛味の底からねぎの旨味がくっきりと立ち上がってくる。

調味料選手権辛味部門で最優秀賞を受賞した苅部葱じゃんやジャム等の写真
調味料選手権辛味部門で最優秀賞を受賞した、苅部ねぎを使った「苅部葱じゃん」
フレスコの苅部博之さん、高橋さんと笑顔の荻野さん
FRESCO(フレスコ)」の苅部博之(左)さん、高橋(右)さんと笑顔の荻野アンナさん

FRESCフレスコ)を後にして、横浜洪福寺松原商店街に移動した。「ハマのアメ横」は相変わらずの賑わいだった。色とりどりの野菜、果物、洋品店に雑貨屋で、歩いているだけでテンションが上がってくる。足は迷わず「魚幸水産」を目指した。

「魚幸水産」の店頭
「魚幸水産」の店頭

店にかけてある額には「毎日が旬」とある。魚もだろうが、人生もそうだ。深い言葉は社長のもの、と経理責任者の茂田井(もたい)大造さんが教えてくれた。社長は大造さんの父で、店は祖父が75年ほど前に開業した。

毎日が旬と書かれた額のある店内
壁には社長の言葉「毎日が旬」と書かれた額がある
旬の新鮮な海の幸が並ぶ店内
旬の新鮮な海の幸が並ぶ店内

魚幸といえばマグロだ。本マグロも鮮度の良いものを入れているが、こだわりはメバチマグロだ。風味・旨味は本マグロに負けないポテンシャルを持っている。一番良い時期のものを、商社から直接卸してもらっている。「市場にも出ないような」上質なマグロがこちらには来る。独自の解凍方法は企業秘密だが、これによりドリップが出ず、旨味が逃げない。

冷凍された上質なマグロ
店には捌く前のマグロが1本並んでいた

名物のマグロ解体ショーは既に終わっていた。創業当時から毎日丸ごとのマグロを包丁1本で客の目前で捌く。これが赤身、これが中トロと解説しながら切り分けて、経木に盛っていく。

話を伺いながらも、目の隅に気になるものが入っている。見るからに新鮮な真鯛の刺身が1,000円を切っている。1尾丸ごとだと8,000円だ。

氷の上に新鮮な真鯛の刺身が並んでいる
新鮮な真鯛の刺身が並ぶ

「普通だと1万2,000円はします」
旬の魚介類を横浜市中央卸売市場から大量に買い付けるので、安く提供できる。近所の常連に「今日はこんなもんがあるよ」と声をかける商売だ。大晦日ともなれば、2時間の行列が店の前にできる。

私もマグロを切ってもらった。あっさりめの中トロを選んだ。ついでに鯛の刺身を買おうとしたら、別会計だった。マグロだけで会計が独立しているのは、それだけマグロ人気が高いのだろう。中トロはさっぱりした脂が甘く、歯のいらない柔らかさ。真鯛はこりこりとした歯応えで、醤油をつけなくても十分な味だった。

マグロを切ってもらう荻野アンナさん
マグロを切ってもらう荻野アンナさん

以上の感想は、その夜の晩酌の折のもの。魚幸を出た私は、マグロと同時に空腹を抱えていた。「肉を味わえるハンバーガー」の惹句に釣られて、「オーワングリル」こと「HAMBURGER &DINER 01GRILLS(ハンバーガー&ダイナー オーワングリル)」に吸い込まれていった。

ハンバーガーアンドダイナーオーワングリルの店頭
肉を味わえるハンバーガー「HAMBURGER &DINER 01GRILLS(ハンバーガー&ダイナー オーワングリル)

メニューによると、「肉を味わえるハンバーガー」は「オーワングリルバーガー」で、パティの上に一口大のステーキ肉がずらりと並んでいる。肉たす肉。肉々しい、を絵に描いたようだ。
「他におすすめはありますか?」
店長の國島麗華さんはベーコンチーズバーガーとベーコンエッグバーガーを推した。元々スモーキーなベーコンを、店でさらに燻製にする。バンズにも香りが移って、口全体が幸せな匂いに包まれる。

迷ったが、初志貫徹、肉を選んだ。國島さんによると、店は今年で6年目。元あった店舗が閉じることになり、知人だったオーナーに声がかかって、出店の運びとなった。客は商店街での買い物の前や後に来る人が中心だ。ベビーカーでの入店も可能。子ども用の取り皿も揃っている。慣れた人は買い物の前にオーダーだけして、帰りに出来上がったものを待たずに食べる。ファミリー層の他にはお年寄りも多い。平日はランチ限定でステーキを出しているが、高齢者がぺろりと平らげる。
「ご飯はいいからお肉だけ頂戴」
そんな要望を出す元気な人もいる。

この店のパティはステーキ肉を手切りにして作っている。元のステーキ肉を見せてもらったが、赤みの美しい肩ロースだった。そもそもステーキで食べて美味しいのだから、パティにした上にもステーキで乗せたら良かろうと、肉に肉を足す、という形になった。

パティのための赤みの肩ロース肉
パティはステーキ肉を手切りにして作っている

バンズはオーナーが、一からパン屋と相談して作っている。肉と合うようにと、甘めのブリオッシュを使っている。見た目よりも柔らかく、はっきりした味付けの肉を、上手くまとめてくれる。肉の量は多いが、バンズが優しいので、女性でも意外とひとりで食べられる。
「バンズだけ売ってくれ、というお客さんがいました」
そこで店員の山下二三四(ふぶき)さんが現物を持って現れた。

肉を味わえるオーワングリルバーガー
肉を味わえる「オーワングリルバーガー」。子ども用のカラフルなカトラリーも貸し出している。

想像以上の迫力である。どう食べたものかと手をこまねいていた。
「潰してかぶりつくのもハンバーガーの醍醐味ですよ」
両手に持ってがぶり。ステーキの旨味が前面に来る。噛み締めるうち、パティの滋味がじんわり沁みてくる。

山下さんは福岡育ちだという。横浜は「住んで楽しい」そうだ。「3日住めばハマっ子ですからね」とハマっ子の國島さん。どう楽しいのか、山下さんに突っ込んでみた。
「ざっくり言うと、横浜はアメリカっぽくておしゃれです」
うちのオーナーがアメリカ好き、と國島さん。「オーワン」は2号店で、3号店まであるのだが、1号店はアメリカンダイナーになっている。同時に、日本だって負けてないぞ、という心意気があり、ハンバーガーのソースは玉ねぎと醤油がベースになっている。

店名の由来を聞いてみた。
「1号店を出してから、2号店を出すまで時間がかかったんです」
0から1を生み出すのは大変だが、その一歩を踏み出さないと状況は変わらない。その思いを込めて、2号店に敢えて「01」と付けた。

なるほど、とバンズの最後のひと口を飲み込んだ。オーナーのイメージするアメリカンな横浜を、私の舌は堪能した。

店長の國島麗華さんと店頭に座る荻野アンナさん
店長の國島麗華さんと店の前で

松原商店街に来て、外川(とがわ)商店に寄らないわけにはいかない。松原には八百屋は5軒あるが、外川は一目でそれとわかる。段ボール箱が空になると、庇の上にぽんと放り上げる。そうして溜まった段ボール箱が店に要塞のような外見を与えている。

庇の上に空の段ボール箱が積み上げられた外川商店の店頭
外川商店の店頭。段ボール箱が空になると、庇の上にぽんと放り上げる。

小山勉さんは、2代目の甥にあたる3代目。2代目がこちらに来てから約50年、小山さんに代替わりしてから35年になる。以前の外川商店は、現在の半分ほどしかなかった。空いた段ボールを置く場所がなく、やむを得ず屋根の上にあげた。そして店を閉めるときに全部下ろして畳んで帰ったのである。

3代目の小山勉さんに話を伺う荻野アンナさん
3代目の小山勉さんに話を伺う荻野アンナさん
新鮮な野菜の並ぶ店頭の様子
横浜には入らない野菜も東京の大田市場まで買い付けに行っている

初代の店は洪福寺の目の前にあった。横浜で最初の果物専門店だった。その頃、周囲は戦後の焼け野原で、主な客は進駐軍だった。真っ青な台湾バナナが40キロの籠に詰められて船便で来る。これを地下室に下ろし、エチレンガスをかけて密閉する。真っ青が黄色となり、売り物になるのである。

段ボール箱のパフォーマンス以外の、この店の特徴を聞いた。東京の大田市場まで買い付けに行っている、と即答だった。横浜には入らない商品が入手できる。例えば、と出してきた箱は長崎の最上級みかん“出島の(はな)”。中身は個別の紙袋に入って、見るからにやんごとない。「わせ」の、つまり時期の早いみかんに袋がけをして、木で熟して出荷している。

もうひとつ出てきたのが「トマトダ」というフルーツミニトマト。静岡のマスクメロンの農家が、日本一のメロンを作った。次は日本一のトマト、と目標を定めて開発したのがこれである。普通のフルーツトマトの糖度は8度ぐらいのものだ。「トマトダ」は17.8度あり、ほとんどシャインマスカットレベルに達している。普通のミニトマトにストレスをかけ、水をあまり与えずに、マスクメロン用のガラスハウスで温度を一定にして育てた。

店頭に並ぶ糖度17.8度のフルーツトマト「トマトダ」
店頭に並ぶ糖度17.8度のフルーツトマト「トマトダ」

「トマトは夏の野菜だと思われていますが、これから春先にかけてが糖度が高いんです」
気温が上がると水を与えねばならず、水を吸えば吸うほど味が薄まってしまう。トマトは元々降水量の少ない高原育ちなのである。

「トマトダ」が入る八百屋は東京でも何軒もない。そこまで聞いてしまうと、どうしても手が伸びる。1袋1,000円と聞いて、伸ばした手を引っ込めそうになった。さっきの鯛の刺身より高いではないか。しかし外川の1,000円にはそれなりの意味があるはずである。比べるために、普通のトマトも1山480円で購入した。普通のトマトをひと口。十分にみずみずしい。「トマトダ」を1個。同じ野菜とも思われない濃厚な甘味が弾けた。

外川の客は近隣の住民ばかりではない。東京や鎌倉から果物を目当てに来る。
「引越したけど、やっぱりここがいいわ」
わざわざ引越し先から来てくれる人がいる。安さが売りの松原商店街だが、その中でも美味しいものを売っているのにこだわりがある。そのせいもあって、子連れの若い客も多い。

空の段ボールを、おねだりして投げさせてもらった。1回目は勢い余って転んだが、2回目は庇に引っかかった。今度松原に来るときは、きれいな放物線を描いて飛ぶようにしたいものだ。

段ボール箱投げに挑戦する荻野アンナさん
段ボール箱投げに挑戦する荻野アンナさん

この企画は今回で最終回となる。横浜をあちらこちらと歩いて、気付かされたのは緑と農地の多さである。この横浜で、2027年にはGREEN×EXPO 2027が開催される。「グリーンシティ」、「循環型都市」の発信に、これほどふさわしい街はない。来年が今から楽しみだ。

【基本情報】
よこはま動物園ズーラシア

住所:横浜市旭区上白根町1175-1
URL:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/

苅部農園 野菜直売所「FRESCO(フレスコ)
住所:横浜市保土ケ谷区西谷町962
URL:https://fresco-karube.com/

横浜洪福寺松原商店街
住所:横浜市保土ケ谷区宮田町1-14-16
URL:https://kofukuji-matsubara.com/

魚幸水産 

住所:横浜市保土ケ谷区宮田町1-5-2
URL:https://www.uokoh.co.jp/

HAMBURGER&DINER 01GRILLS(ハンバーガー&ダイナー オーワングリル)
住所:横浜市保土ケ谷区宮田町1-7-1
URL:https://www.instagram.com/01grills/

外川商店
住所:横浜市保土ケ谷区宮田町1-2-10
URL:https://x.com/togawakoyama

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ライター:荻野アンナ
1956年横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。83年より3年間、ソルボンヌ大学に留学、ラブレー研究で博士号取得。89年慶應義塾大学大学院博士課程修了。以後2022年まで同大で教鞭をとり、現在名誉教授。1991年「背負い水」で第105回芥川賞、2002年『ホラ吹きアンリの冒険』で第53回読売文学賞、08年『蟹と彼と私』で第19回伊藤整文学賞を受賞。そのほかの著書に『カシス川』『老婦人マリアンヌ鈴木の部屋』など。神奈川近代文学館館長。

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