横浜市在住のおでかけ好きの地元ライターが、とっておきの横浜の魅力を、地元民目線で紹介します。
横浜といえば、何を思い浮かべますか?
みなとみらい?中華街?
今回は、横浜市に長年住んでいる方に、「観光地だけじゃない横浜のおすすめスポット」を聞いてきました。
「観光地として有名ではないけれど、とても魅力的な場所」
「ぜひ市外の方に教えたい穴場のスポット」
を今回は4つご紹介します。
目次
1.弘明寺商店街
”弘明寺観音の門前町!駅からも近いアーケード商店街がおすすめです。下町の雰囲気がとても落ち着きます(30代/女性/会社員/横浜在住20年)”
まずは、横浜市南区にある「弘明寺商店街」です。横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅と弘明寺の仁王門の間にあります。弘明寺商店街というのは通称で、正しくは「弘明寺かんのん通り商店街」です。「弘明寺」の門前に続く商店街として、70年以上の歴史があります。
長いアーケードの下には漬物屋さんや八百屋さん、服飾雑貨店や電気屋さんなど風情ある商店が並びます。
古くから続く老舗のお店と、手作りのお総菜などの食品を売るお店が多く、どれもリーズナブルです!
商店街中ほどにある「さくら橋」から見える大岡川には、春には桜が見事に咲き、毎年多くの花見客でにぎわいます。例年商店街による「大岡川桜まつり」も開催されていて、川沿いの桜にはぼんぼりが点灯します。
他にもクリスマス時期の福引など、楽しいイベントが年間を通して行われています。
「下町の雰囲気がとても落ち着きます」というコメントの通り、風情ある商店街では、下町の気の良い暮らしを堪能できそうです。
基本情報
「弘明寺かんのん通り商店街」
住所:横浜市南区弘明寺町134
アクセス:横浜市営地下鉄ブルーライン「弘明寺駅」下車徒歩0分、京急本線「弘明寺駅」下車徒歩3分
URL:https://www.gumyouji-shoutengai.com
2.根岸森林公園
”大きい芝生広場が魅力的!天気の良い日によく行きます。(30代/女性/主婦/横浜在住30年)”
根岸森林公園は中区の高台にある総合公園です。最寄り駅はJR京浜東北・根岸線「根岸駅」または「山手駅」から徒歩約15分です。
日本で初めて洋式競場が行われた根岸競馬場の跡地に作られた公園です。観覧スタンドとして使われていた「旧根岸競馬場一等馬見所」を見ることもできます。この建物は2009年に近代化産業遺産の指定も受けています。
緑豊かな公園は、どこまでも続いているような、緩やかな起伏の芝生広場が人気です。
春には梅園と桜山でのお花見、夏はピクニック、秋には紅葉と、四季を存分に満喫できます。
大きな池もあり、冬には水鳥観察も楽しい場所。亀が甲羅干ししている姿も見られます。
レストハウスにはロッカールームやシャワー室が備えられ、運動をする環境が整っています。広々とした園内をランニングする方も多いです。
高台にある公園なので、場所によってはみなとみらいや横浜ランドマークタワーなどの景色も楽しめます。
広大な芝生と森林を有する「根岸森林公園」で、休日の自然を満喫してみませんか?
基本情報
「根岸森林公園」
住所:横浜市中区根岸台
アクセス:JR京浜東北・根岸線「根岸駅」「山手駅」下車徒歩約15分
JR京浜東北・根岸線「根岸」駅または「桜木町」駅から、市営バス21系統「旭台」「滝の上」下車すぐ
横浜市営地下鉄・JR・京急・相鉄・東急「横浜」駅から、市営バス103系統「旭台」「滝の上」下車すぐ
URL:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/negishi/
3.新杉田駅と金沢八景駅を結ぶシーサイドライン
”沿線に楽しい施設がいっぱい!晴れの日に海がキラキラしているのを観るのが好き。(40代/女性/パート/横浜在住30年)”
シーサイドラインは、横浜市磯子区の新杉田駅と金沢区の金沢八景駅を結ぶ新交通システムです。高架を走るので、とても見晴らしが良いです。
沿線には横浜・八景島シーパラダイス(水族館・遊園地)や海の公園、野島公園、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド(商業施設)、ブランチ横浜南部市場(商業施設)、称名寺(文化財)など、楽しい施設や観光地がいっぱいで、休日には人気のエリアです。
近隣の海の公園では、BBQや海水浴も楽しめます。
金沢八景駅周辺では車窓から、海に浮かぶヨットや飛び跳ねる魚が見られ、海の美しさに癒されます!
シーサイドラインは無人運転なので、車内では先頭の座席に座ることができます。
子どもたちのひそかな争奪戦が繰り広げられる場所でもあります。
ここからの眺めは最高です。
また、沿線の工場地帯では有名菓子メーカーなどの工場直売のアウトレットセールも実施されていて、行列必至です。掘り出し物がたくさんあります!
海辺を走る「シーサイドライン」で、自然と行楽を楽しみましょう!
基本情報
「シーサイドライン」
URL:https://www.seasideline.co.jp
4.山手イタリア山庭園
”園内には2つの洋館があって、他の洋館とは離れた場所にあるため、比較的いつも空いています。穴場です。(30代/男性/会社員/横浜在住30年)”
JR京浜東北・根岸線石川町(元町・中華街)駅やみなとみらい線元町・中華街駅近くの高台は、古くは外国人居留地でした。現在は当時の面影を伝える7つの西洋館がたたずみ、これらの西洋館は「横浜山手西洋館」として、一般公開されています。土日を中心に各館ではイベントも行われています。7つのうち5つの洋館は元町公園や港の見える丘公園近くにありますが、ここから少し離れた石川町(元町・中華街)駅近くにあるのが2つの洋館を公開している「山手イタリア山庭園」です。
公開している洋館は、関東大震災後にオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅として使われていた「ブラフ18番館」とニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として使われていた「外交官の家」の2館。
洋館の中はステンドグラスや家具、調度品などが展示してあって、使われていた当時の雰囲気が残ります。
この庭園のある場所には1880年から1886年まで、イタリア領事館が置かれていました。そこで古くからこの辺りは「イタリア山」と呼ばれていて、庭園はイタリアで多く見られる様式となっています。
噴水や花壇を幾何学的に配したデザインが特徴です。
洋館の周りを彩る庭園は見応えがあります。
石川町(元町・中華街)駅の元町口から徒歩約5分で、交通の便も良いですが、他の西洋館から離れているため、穴場スポットになっているようです。
基本情報
「山手イタリア山庭園」
住所:横浜市中区山手町16
開園時間:9時30分~17時
アクセス:JR京浜東北・根岸線「石川町(元町・中華街)駅」元町口から徒歩5分
URL:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/italia/
いかがでしたか?
今回は横浜の穴場スポット4つをご紹介しました。
横浜の魅力は、まだまだたくさんあります。新しい施設が次々に建ちつつも、古いものは長く大事にされます。横浜に長年住んでいても、楽しみは尽きません。横浜散策の際の参考にしてみてください。
この記事を書いた地元ライター
ペンネーム:迫亜希子(横浜在住歴:16年)
2人の男の子を育てるママライター。市外から横浜市への移住経験があります。趣味はイベント巡りです。子育ての経験を活かして、住みやすい街横浜の魅力をお伝えできれば幸いです。